ペパボのイベントオーガナイザー佐山佑太氏が、遂にデジタル一眼レフカメラ Canon EOS70D をゲット!
一眼レフカメラって首からぶら下げているだけで 「あの人毎日が充実していそう」「なんでもない日常も、あの人には素敵な記憶として刻み込まれているんだろうな」って思われそう。っていうか思われたい(私は)。っていうか思われたくてぶら下げている(私は)。しかしデジタル一眼レフカメラを ネックレス代わりに使うには、さすがに重い。せっかくだから、あ~んな写真やこ~んな写真も撮れるようになりたいのです(あ、ソッチ系じゃないです)。
操作方法はおろか写真の基礎知識もままならず、このままだと大枚はたいて手に入れた名機が宝の持ち腐れ。一眼レフ持ってるけど実は使いこなせていない・・・。そんな すべてのアマチュアカメラマンに捧ぐダダ漏れ企画。
今回のお題は「明太子とご飯」!佐山佑太氏がステキ明太子写真が撮れるまでを、ダダ漏れしながら解説します。講師のアドバイスを聞いて試行錯誤しながら少しずつ 上達する様子 をぜひお楽しみください。
出演は以下の方々
- 講師・解説 GMOペパボ株式会社 モデレーター/エバンジェリスト 山下 諭 氏
- コメンテーター GMOペパボ株式会社 オンラインフォトアルバム 30days Album
マネージャー 山本 稔也(としや) 氏 - 挑戦者 GMOペパボ株式会社 イベントオーガナイザー 佐山 佑太 氏
- 挑戦者 ゆう氏
佐山君のひとりでできるモン!始まります!
【山下】佐山佑太くんがね、遂にデジタル一眼レフカメラ Canon EOS70Dを買ったんですよ!
【としや】一緒に買いに行ったんですよね
【山下】そうなんですよ!まぁ佐山君が値切って値切って。
【としや】うはぁ~(笑)
【山下】最終的には15万円くらいだったんですよね。なかなか良い買い物ですよ。セミナーでアシスタントできるようにって目的もあるんですよね。ただ、一眼レフって 使い方が良く分からないっていう人、本当に多いんですよ。
【佐山】で、今回の趣旨にもある通り、 まったく知識がないんですね。もう、自信を持って言っちゃいますよ。
【山下】じゃあ今日は一緒にやってみましょうか。
【佐山】はい、今日は皆様あたたかく見守ってください(笑)
今回の流れを説明します
【山下】お題は 明太子とご飯。
【としや】また、難しいの選びましたね。
【山下】まず佐山君には、なんのアドバイスもなしに、一回自由に撮ってみてもらいます。それで、うまく撮れてればもう終わりですけど(笑)二回目以降は修正点やアドバイスをしながら、写真を撮っていっていただきます。そして取れた写真を並べて、成長過程を一緒に見ようという流れです。
【としや】明太子って、本当難しいの選びましたよね。
【山下】生ものですからね。
【としや】いかにおいしそうに撮れるかですよね。
【山下】被写体がフードって本当、上級者向けなんですよ(笑)でもbefore/afterが分かりやすいんですよね。
【佐山】機種はCanon EOS70Dで、設定はすべて マニュアルで撮っていこうと思います。そして僕と一緒に勉強してくれる生徒さんをもう一人ご紹介します。
【ゆう】ゆうです。カメラはすごく初心者です。
【佐山】僕と同じくらい初心者さんで、カメラもホコリかぶってたんですよね(笑)今日はゆうさんとともに機材のセッティングやスタイリングを含めて、学んでいこうと思います。
【山下】ゆうさんはどんなカメラ持ってらっしゃるんですか?
【ゆう】 Panasonic GM1 という ミラーレスカメラです。
【としや】ストラップが可愛い。
【山下】そう、可愛いんです!そういうところから入るって大事ですよね。
ちなみに私が持っているのは、 Nikon D3100 という機種です。数年前に買いました。ストラップは可愛いものがほしい気持ちをグッと堪えて、 あえて純正品 を使っています。そっちの方がカメラ知ってるっぽいから。ま、設定はいつでも AUTOですけど、 目線コッチちょうだいって言っとけばバレないかと(典型的ダメパターン)。
セッティングをしていきましょう
佐山&ゆうコンビが 新婚夫婦のようなフレッシュさで、 右にあったものを左に、左にあったものを右に置いていますね。照明機材も一生懸命セッティングしてます。あくせくすること10分…
【佐山】セッティングが完了しました!これから撮影に入っていこうと思います!まず、アツアツのご飯を用意しようと思うのですが、その前に…なんて言うんですかね?こういうの…
【山下】構図を決めたいと、言うことですかね。
【佐山】そうス。
【山下】アツアツのご飯をチンするのは 本当に最後ですよ。
【としや】小物をどう使うかもポイントですよね。
【山下】そうなんですよ。写真を撮るにはいろんなスキルが必要なんです。照明はもちろんですが、スタイリングですよね。
【としや】角度とかね、結構センスが問われますよね。商品の写真ってすごく大事ですからね。
【山下】やっぱり 売れてるショップさんは、そういうところが本当にうまいです。
撮影開始直後にハプニング!
【佐山】あれ!? シャッターが切れない!…あぁ切れました。
さぁ撮影開始!
【佐山】あれ!?…ああああ、ち、違います、 違います。テストなんで!これは!
今度こそ撮影開始!まずは器と箸だけで構図や設定を決めます。
カシャ!
【佐山】お!撮れました!って暗いな!設定を変えてみましょう。
【としや】どこを変えましょうか。
【山下】 LIVEでやっていると、 設定変更してる姿なんかもダダ漏れですから。あ、カメラの感度(ISO)上げましたね。
カシャ!
【山下】お、ちょっと明るくなりましたね。
【としや】ISO上げると明るくなるって思ってる方が多いんですよね。
【山下】難しいんですよね。
カシャ!カシャ!
【佐山】変わらない…
【山下】今なんの設定を変えたんですか?
【佐山】シャッタースピードを変えました。 1/100にしたんですけど。
【山下】 1/125から1/100になったんですね。
【佐山】あ、その辺も全部晒されちゃうんですか…
【山下】しかも F値が20→25に増えてます。
【としや】なんで(笑) F値が25ってなかなか見ないですよ。
【山下】見ないですよ~マニュアルならではですね。
【佐山】変な汗出てきた。
カシャ!
【佐山】あ。
【山下】おおお!
【としや】一気に明るくなりましたね。
明太子とご飯登場!
【山下】食べ物って、 フードスタイリストっていう職業があるくらい、盛り付け方って大事ですよね。
カシャ!
【佐山】撮れました。
【としや】来ましたね~ファーストショッ…
【佐山】なかなかいいんじゃないですか!?(佐山氏、興奮のあまりコメンテーターの言葉に被せる)
【山下】う~ん、F13なのであんまり変なことにはならないですよね。 ISO3200ですよ。
【佐山】高いですか?
【としや】ま、カメラが優秀なので…そんなにノイズも気にならないですけど。
【佐山】としやさんがそういうコメントするってことは、僕、 ポジティブに捉えますね。
ゆうさんも撮影に挑戦
カシャ!
【佐山】おぉ!良いんじゃないですか?
【山下】おぉ!良いすね!
【としや】良いです! ちゃんと箸も入ってて小道具の使い方が上手ですね。
【山下】そうですね、佐山君のは後ろが見切れてましたからね。
【としや】箸も写ってなかったですし(笑)あれ? 主役変わった方が良いんじゃない?
としや氏の一言で佐山氏に異変が!?
カシャ!
【山下】なんで 斜めの構図に?
【としや】斜め好きな人多いと思うんですよね(笑)
【山下】斜めでごまかそうとしてますね(笑)でも、 商品ページでこんなん使えないですよ。
鬼、鬼が2人いる!
ここからは実際に撮れた写真を見ながら、修正点やアドバイスをしていきます
【山下】佐山君の自信作、なかなかよく撮れているんですが、過程で突っ込みどころが多かったのでその辺から指導していきましょう。
【としや】斜めグセのあたりをちょっと…
【佐山】あ、そういうクセの矯正ですか!?
【山下】シャッタースピードは1/125の絞りF13、ISO感度が3200、これはどうでしょう?
【としや】露出は良いですね。
【山下】カメラと照明の性能がいいのでカタチになっちゃいましたけど(笑)どうしてこの数値を選んだのでしょうか。
【佐山】シャッタースピード1/125は、 それにしておけばなんとかなると教え込まれてるんです。
【としや】まぁじゃ、それはいいですかね。
【佐山】僕が分からないのは 絞りとシャッタースピードの兼ね合いなんです。 あとISOに関しては、上げれば良いと思ってるんです。
【としや】ぉおおお!上げれば良い! 暴言ですね!(笑)
【山下】こういう撮影の際の絞りって、どれぐらいが適正なんでしょう。作品の好みもあるのでどれが正解っていうのはないんですが、今の絞りだと構図全体にピントが合ってますからね、もう少し下げても良いですね。
絞りを最低値(開放)F3.5、シャッタースピードは1/125、ISO感度が3200で撮影
カシャ!
【佐山】あ!真っ白になっちゃった!
【山下】この、明るすぎる状態を トぶっていうんです。「白トび」。このままだと飛びすぎているので、どこかを調整しなければいけないんです。
【佐山】シャッタースピードを… 遅くする!シャッタースピード1/125を1/320にする! (ちょ、ま、佐山氏!それはシャッタースピードを速くするというのでは…)
【山下】なるほど~それで一回撮ってみましょう。…良い教材だなぁ~
【佐山】ぼぼぼぼく、分かって言ってますからね、わわわわわざとですからね!
絞りをF5、シャッタースピードは1/320、ISO感度が3200で撮影
カシャ!
【としや】…お、だいぶ見えてきましたね。
【佐山】じゃあ今度はシャッタースピードは 1/640にします!
カシャ!
【山下】お!だいぶいい感じですね。
【としや】あとは ボケ感ですね。ボケ感は 絞りの他に焦点距離を調整する必要があります。ズームレンズだと焦点距離を変えられるんです、それによってボケが変わってくるんですね。 焦点距離をいっぱいまでレンズを繰り出した状態で撮るとボケやすくなるんです。
絞りをF5、シャッタースピードは1/640、ISO感度が3200&焦点距離を最大値にして撮影
カシャ!
【佐山】ぉお~!結構これ、いい線きてるんじゃないですか?
【としや】やっぱりボケてる量が違いますね。以前の写真に比べて増えてるのわかりますか?
【山下】でも結論から言うと、 今回のようなテーマと構図を広角側で撮るのってヘンですね。 どちらかと言えば 望遠側で撮りましょう。
【としや】レンズがズームしている状態ですね。
【山下】レンズが短くなっている方が広角、長くなると望遠。佐山君、一生懸命近づいて撮ろうとしていましたけど、逆です。 遠くから望遠で撮った方が良いですね。
大切な要素は3つ
- F値
- 広角 or 望遠
- 被写体と背景の距離
【山下】 ISO3200は高感度過ぎですね。 困ったら感度上げたいっていうのも分かりますけど、 上げれば良いって言う発想は改めていただきたい(笑)上げるにしても、 ISO400~800が限度かな。普通100とかですから。
【佐山】 100!?
【山下】薄暗いところで撮るスナップ写真で、光が足りないとかなら分かりますけど、 これだけ照明や機材がぞろった中でISO3200で撮るヤツなんていないですよ(笑)
【としや】いないですね(笑)
またしても鬼が出なすった~!2人の鬼が出なすった~!まんず恐ろしや。
スタイリングはどうでしょう
【山下】まぁまずスタイリング云々の前に、 三脚使えっていうね。
【佐山】いや、準備はしてたんですけどね。どうしても、こう… 被写体に寄りたかったんですよ。
【山下】寄りたいなら三脚で寄ればいいんです。 三脚を使えば画角・構図が固定されて変わらない。だから数値の変更なんかも試しやすいんです。最初は面倒に思うかも知れませんが、大事な基礎だから慣れて欲しいですね。
【佐山】そしてスタイリングですが、ライティングは真上から均一に光があたるようにセットしました。
【山下】ライティングは真上からでOKですが、ライティングは… ちょっと斜め後ろの上から当てるというのが鉄則です。
【としや】ちょっと斜め後ろから光を当てることによって、 被写体に立体感がでますね。
【山下】背景は黒にしてみましょうか。見え方変わりますよ。
【佐山】おぉ!全然変わりますね。
【としや】いいじゃないですか~お歳暮感・ギフト感出てますよ。
【山下】同じ商品でもこっちの方が高く売れそうですよね。
みなさんいかがでしたでしたか?鬼が映って喋ってましたね~怖いですね~しかも2人もいましたね~笑顔でねぇ~やだなぁやだなぁ~(稲川淳二で脳内再生お願いします)
カメラって、写真って面白い!法則やコツや鉄則もあるけど、撮る場面によって条件は毎回変わります。だから「絶対」なんてないんです。 楽しむことが第一歩ですね。(…とかカメラ分かる目線で書いてしまっていますが、 私自身がAUTOのへヴィーユーザーだという事実。)
佐山氏にどんどん感情移入していくこの、 昼ドラ系中毒型ダダ漏れセミナー!今後、月1回のペースで開催してまいりますので皆様お楽しみに!
Team Project ECC
- Presented:StarMarketing,corp.
- Supported:grapesatellite,inc.
- Developed:Neco,co.
- Planning:運チ
- OP:Wingspan Inc.
- BGM:ALFABED RECORDS
- Voice:祇園キタ
- TEXT:Arata
- Moderator:yamap(Facebook/Twitter)