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【驚愕】撮ったあとが、ホントの勝負だった!商品画像も撮影後の一手間で、売上が変わるって!?レタッチの基本大公開!

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ネットショップでは商品撮影が肝!そして写真の質を決める要素は、 ライティング・スタイリング・レタッチの3つです。 今回はこの中の レタッチ(画像データを加工・修正する作業のこと)について基本からじっくりご紹介していきます。

使用するソフトは Adobe Photoshop CC。 私が学生時代に学んだとき、先生方は口をそろえて 「Photoshopは触って覚えろ、やりたいことが再現できるまでやり込め」と、鬼のような指導方法で育てられました。結果的には使えるようになり、先生方に感謝もしていますが、「モウチョット教エテクレテモ良カッタンジャナイカナ」感は否めず。

でも ECキャンパスは違います!最初に受講生の方々から質問を吸い上げ、それに沿って講習を進めていきますよ!しかも今日の講師は 「ユルめ、ヤワめがモットーの、プロの写真好きお兄さん」 studio9の中原氏!

…全然関係ないんですけど、私、この中原氏キャッチコピー(?)読むたび、海砂利水魚(現・くりぃむしちゅー)がボキャ天で 「邪悪なお兄さん」と紹介されていたのを思い出しちゃうんですよね…。ちなみにネプチューンは 「電光石火の三重殺(トリプルプレイ)」です。…あ、「ちなまんでええ」指示がEC-Campusから来ました。

登壇者は以下の方々

  • フォトグラファー・フォトインストラクター・ studio9  代表 中原 一雄 氏
  • GMOペパボ株式会社 運営支援グループマネージャー 山下 諭 氏

  

それでは商品撮影のためのPhotoshopレタッチ入門スタートです!

撮った後のその一手間があたなの写真を3倍魅力にする!WEB時代の画像処理のきほんを学ぶ

【中原】コカ・コーラを撮ってみました。左の写真は ただ撮っただけ。右の写真が レタッチ後です。

同じ写真なのに違いは 一目瞭然ですね。右の写真の方がパキッとキマってます。しかもこの写真、スタジオで撮ったものではなく、 家で白画用紙を置いて蛍光灯で撮影したそうです。

【中原】撮った後、 ちょっと一手間かけることでこんなに違うなら、レタッチしてみようかなって思いませんか?

思います!すごく思います!

本日のコンテンツをご紹介します。

  • レタッチ、画像処理とは?
  • 商品撮影のためのレタッチ方法
  • WEB用途向けの画像の仕上げ方
  • デモンストレーション

レタッチとは何か?

【中原】撮った後に手を加える、これみなレタッチです。 RAW現像・色調補正・合成・切り抜き…ぜ~んぶ含めてレタッチです!

どうしてレタッチをするの?

【中原】世の中の商業写真でレタッチがされていないものは ほぼゼロです。カメラで撮ったままポスターになるなんてことはありません。

その理由は3点。

  • より完成度を高めるため…どんなにいい写真を撮っても、ライティングとスタイリングだけでは不十分な場合も。
  • コスト削減のため…ライティング、スタイリングを追い込むにはお金も時間もかかります。 レタッチならPC1台で手軽に修正可能。
  • 失敗写真をカバーするため…暗すぎる写真、色がおかしい写真、不要なものが写った写真などなど、 レタッチで救える写真がいっぱいあります。

【中原】ただ、ライティング→スタイリングの流れがあって、レタッチが存在するので過信は禁物ですけど(笑)「Photoshopがあれば何でもできる」…という方もいますが、ちゃんと良い素材があってからのレタッチですから。

必要な機材、ソフトは?

  • パソコン…ノートでもデスクトップでもいいです。ただしノートパソコン利用者は 外付けディスプレイの購入をおススメします。理由は色がしっかり出るから。サクサク動かしたいなら中級以上のスペックを。特にメモリー容量が大事。できれば 4GB以上は欲しいところ。

  • ソフト… Adobe Photoshop CC Adobe Photoshop Lightroom がおススメ…というか仕事で使うならPhotoshopが大前提です。 趣味で使う程度なら Adobe Photoshop Elements (クリックすると英文サイトに飛びます)などの選択もあり。

外付けディスプレイ、大切ですね。画面上で表示されている色で「良いカンジ」と思い、 出力してみたらイメージと全然違う仕上がりになった…というのはよく聞く失敗談です(私も経験者です)。誰もが通る道ですが、通らずに済むならそれが 1番ベストな選択チョイスです。外付けディスプレイ、是非検討してみてください。

それにしてもPhotoshopって 確かものすごい高価だった気が…

【中原】2年ほど前から 月額980円でPhotoshop・Lightroomが使い放題になったんです。毎月980円で高品質なレタッチができるなら決して高くない出費だと思います。
【山下】ペパボの社内でも、どんどんクリエイティブクラウド(CC)に切り替えてますよ。昔、紙媒体をやっていたころは印刷会社の都合でVer.UPできなかったりしましたからね。今はそこの問題は解消されていますし、 最新版の方が動きが軽いし、機能も多いですからどんどん使って欲しいですよね。

PhotoshopとLightroomの違い

  • 編集に特化したPhotoshop 1枚の写真を極限までこだわって仕上げるのに適する 複数の写真を合成したりコラージュしたりすることも可能 編集・現像能力はLightroomを上回る(ことがある)
  • 写真に特化したLightroom 大量の写真を高いレベルで効率よく処理するのに適する 取り込みから出力まで1つのソフトで完結できる統合型ソフト 特に写真管理機能は素晴らしい性能

【中原】「かっこいい」「かわいい」写真を見た時に、 なぜその写真を「かっこいい」「かわいい」と思ったのか。そういうところを意識するだけで、写真の見え方が変わって写真を分析することができます。

商品撮影のためのレタッチ方法

これだけ覚えればOK!

  • 明るさ…写真全体の明るさ。輝度とも。やや明るめに仕上げるのが基本
  • コントラスト…明るい部分と暗い部分の差のこと。明るさとコントラストは別で考える
  • 色(色味、彩度)… 商品写真の色は非常に重要!できるだけ忠実に、商品の良さを伝えよう

明るさ

【中原】商品写真の基本は少し明るめに仕上げることです。Photoshopの機能では 「トーンカーブ」がおススメ。そしてデジタルカメラの特性として、暗く撮ってしまった写真をあとから明るくすることは得意です。ただ明る過ぎる写真をあとから暗くするのは苦手です。本番でビシッと撮れれば一番いいのですが、 ちょっと心配なうちは暗く撮るクセをつけておくと安心です。

コントラスト

【中原】カチッとしたもの、黒背景ものはコントラスト高めがおススメ。 かわいらしさ、やさしさを出したいならコントラススト低めがおススメ。 Photoshopの機能では 「シャドウハイライト」or「トーンカーブ」がおススメ。

色(色味、彩度)

【中原】色はできるだけ正確に。特に 食べ物の場合はやや暖色系に仕上げてもOKです。逆に 青みが強いと食欲減退の危険が! Photoshopの機能では 「トーンカーブ」「自然な彩度」がおススメ。また彩度の上げすぎは厳禁です!(…ぇえええ~かわいいのにぃ)ダメ!見ている人は引いてしまいますよ!(はぁい。…ちーん)

なにはともあれトーンカーブ

【中原】これだけで「明るさ」「コントラスト」「色」すべてが調整可能です。

トーンカーブの2つの法則。これだけ覚えればトーンカーブが使えます!

  • 上げると明るく、下げると暗くなる
  • 左が暗い領域、右が明るい領域

WEB用途向けの画像の仕上げ方

【中原】デカければいいってもんじゃない。最近のデジカメはすごく良いもので3000万画素近いんですね。そうすると画像サイズも大きくなるんです。ただWebの場合は数百ピクセルあれば十分です。

Webで使う画像に求められる条件

  • 適切なサイズに縮小する…通常は長辺が900ピクセルもあれば十分。
  • 適切なファイル形式で書き出す…写真は すべてJPEGでOK。それ以外はPNGと覚えましょう。
  • 画質を損なわない範囲で圧縮する… 画質60が基本、画質とサイズのバランスもベスト!
  • 誰がどの画面で見ても同じ色に設定する

  

いよいよデモンストレーションタイム!

【中原】このあとは画像の切り抜きなど、実際の写真を使ってデモンストレーションを行います。写真は 「ちょっと惜しい」というものを選びました(笑)レタッチ機能を使って、写真の精度をさらにUPしていく作業のご紹介をします。

このデモンストレーションでは トーンカーブもいじくり倒します。「自然な彩度」や「アクション」も使いますよ~!特に アクションは操作手順を記録して、違う画像にも同じ手順(効果)を自動で反映してくれるという中級者向け便利機能。最後はもちろん「Web用に保存」。人 (しかもプロ!)の作業工程を見るというのは大変勉強になります。ぜひ 動画で体感 してください。

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